橋本先生、石川先生、水澤先生、理研の永雄先生、本多先生が中心になって開発した 新規の小脳機能の定量的な検査法についての論文がPLOS ONEに掲載され、 医科歯科大と水澤先生が拠点長を務めた脳科学研究戦略推進プログラム(脳プロ)との 共同プレスリリースがされました。
Quantitative Evaluation of Human Cerebellum-Dependent Motor Learning through Prism Adaptation of Hand-Reaching Movement. PLoS One 2015; 10(3): e0119376. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4364988/
本研究は、生理学的な基盤に裏付けられた綿密な理論構成から開発された検査法で、 その結果もクリアーで検査法としての有用性だけでなく、神経生理学的にも非常に興味深く思われます。 小脳機能を含む運動学習の定量的評価方法として、認知機能や発達、老化など 幅の広い分野に応用が可能で、さらなる発展が期待されます。