西田陽一郎先生がRochesterのZlokovicラボに留学中の研究が、 Nature Neuroscienceに西田先生をfirst authorとして掲載されました。
初期のAD患者でもPET検査で大脳グルコース代謝が低下していることは既知の事実ですが、 血液脳関門破綻とグルコーストランスポーター1(GLUT1)の発現低下が AD病態を増悪することをマウスモデルで示し、AD病態の新しい考え方である血管説の根拠となる論文です。
本学の神経内科同門出身でNature誌のfirst authorは初めての快挙です。
Winkler EA, Nishida Y, Sagare AP, et al., GLUT1 reductions exacerbate Alzheimer’s disease vasculo-neuronal dysfunction and degeneration. Nat Neurosci. 2015;18:521-530.