2020年WEB忘年会ご参加の御礼


12月8日(火)に、当医局・同門会としての初めてのWEB忘年会に100名以上の先生にご参加を頂いて下記のような内容で行いました。

リモートではありましたが、同門の皆様のお顔を拝見できて、スライドも目の前にあって見やすく、コロナ時代ならでは交流ができました。

WEB忘年会終了後は、各連携病院ごとの個別情報交換会を行い、2次会のように良き交流ができました。

ご多忙の中、多くの先生方にご参加をいただきまして、誠にありがとうございました。

ご挨拶: 横田隆徳先生

ご挨拶: 同門会長 織茂智之先生

ご挨拶: 水澤英洋先生

冨滿弘之先生 JAとりで総合医療センター 病院長就任のお祝い

お祝いの言葉:横田隆徳先生

お祝いの言葉:石川欽也先生

山脇正永先生 東京医科歯科大学大学院臨床医学教育開発学分野 主任教授就任のお祝い

お祝いの言葉:横田隆徳先生

お祝いの言葉:神田隆先生

受賞者の紹介

横手裕明先生:神経免疫学会 研究創世賞

吉岡耕太郎先生:医科同窓会 第33回研究奨励賞、日本核酸医薬学会 奨励賞

永田哲也先生:日本核酸医薬学会 学会特別賞

論文プレスリリース

横田隆徳先生:BBB通過性Aβ抗体でAlzheimer病モデルマウスの治療に成功

浅見裕太郎先生:CBIR最優秀ポスター発表賞

最近数年で新たに部長に就任された先生方

石原正一郎先生 JAとりで総合医療センター 脳神経内科部長

大久保卓哉先生 横浜市立みなと赤十字病院 脳神経内科部長

田中宏明先生  東京都立大塚病院 内科部長

斎藤和幸先生  日産厚生会玉川病院 脳神経内科部長

日詰正樹先生  埼玉県総合リハビリセンター 診療部長

袖山信幸先生  浴風会病院 診療部長

坂本昌己先生  浴風会病院 診療部長

新井雅信先生 杏雲堂病院 リハビリテーション科部長

2021年度より新たにローテションに加わる先生の紹介

坂巻愛弓先生 総合病院国保旭中央病院

吉濱れい先生  関東中央病院

榎本雅之先生  埼玉医科大学総合医療センター

清水沙織里先生 JR東京総合病院

宮澤由衣先生  東京医科歯科大学医学部附属病院/北信総合病院

松本仁圭先生  東京医科大学病院

連携病院の近況報告

閉会挨拶:融衆太先生

各関連病院ごとの情報交換会

DNA/DNA2本鎖核酸による効率的な遺伝子抑制を達成

核酸医薬のリーティングでヌシネルセンを開発した米国IONIS Pharmaceuticalsとの共同研究で、DNA/DNA2本鎖を基本とする新規分子構造がアンチセンス核酸の効果を高めることを浅見先生、永田先生、吉岡先生を筆頭著者としてDNA/DNA 2本鎖核酸創生の論文がMolecular Therapy (Impact factor 8.986)に2020年12月7日にオンライン版で発表され(PMID: 33290725, DOI: 10.1016/j.ymthe.2020.10.017)、12月8日に本学からプレスリリースされました (http://www.tmd.ac.jp/archive-tmdu/kouhou/20201208-1.pdf)。

我々が開発したDNA/RNAヘテロ二本鎖核酸は従来のアンチセンス核酸と比較して優れた遺伝子抑制効果を発揮することを報告してきましたが、DNA/DNA2本鎖を基本とする構造でもアンチセンス核酸の効果を高めることを示しました。DNA/DNA2本鎖とDNA/RNA2本鎖は化学構造も生物学的機序も異なりますが、この発見によってヘテロ核酸の生物学的機序はより複雑になりますが、分子構造の自由度が飛躍的に高まり、疾患治療の目的にあった設計が可能になりました。我々が開発したヘテロ二本鎖核酸は2本鎖アンチセス核酸としてより広い概念としてその本質が見えてみえてきたように思います。

横田隆徳

2020年11月30日、12月1日に核酸医薬シンポジウム2020が開催されました。

2020年11月30日、12月1日に核酸医薬シンポジウム2020が、医科歯科大学主催で開催されました。この学会は当科で力を入れて研究を進めている核酸医薬の臨床応用を目指すための学会で、薬学、分子生物学、核酸化学、遺伝子工学の基礎研究室や製薬企業も多数参加しています。本来ならば毎年6-7月に年会を行っておりますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年に延期となったため、横田が理事長を務めている関係から当科主催でオンラインシンポジウムの形で開催いたしました。結果としては例年の倍に近い1500人以上の参加があり大盛況となりました。吉岡先生、浅見先生をはじめとして主催に尽力いただいた方々に感謝いたします。

なお、この中で、永田先生が「国内初のデュシェンヌ型筋ジストロフィーに対する核酸医薬品ビルトラルセンの開発」で日本核酸医薬学会 学会特別賞を受賞されました。また、吉岡先生が「新規2本鎖核酸による遺伝子制御効果・安全性の向上および生体内核酸分子機構の解明」で日本核酸医薬学会 奨励賞を受賞されました。この受賞の詳細は後日に報告します。

横田隆徳

山脇先生の教授就任の嬉しいお知らせ

医局・同門会会員各位

大変嬉しいお知らせがあります。

昭和63年に本学卒、神経内科同門の山脇正永先生が、12月1日付けで、田中雄二郎現学長の後任の大学院臨床医学教育開発学分野の教授に就任されました。同門からは石川欽也先生に続く、本学では3人目の主任教授であり、おめでとうございます。

山脇先生は卒後ただちに塚越教授の本学神経内科に入局されて、卒後4年目の大学院在籍中に米国バージニア州立大学留学され、本学の神経内科の講師から2011年から臨床教育研修センター准教授を経て京都府立医大総合医療・医学教育学で主任教授として活躍されておりました。研修医時代から何事にもスマートで、臨床、研究、教育のすべてに優れた実績を挙げて、さらに温厚なお人柄であって、また本学で一緒に働き、同門会でもご一緒できることになって、大変嬉しく思います。

医局同門として、山脇先生の主任教授ご就任を、皆でお祝いしたいと思います。

コロナ感染禍で祝賀会が開けず非常に残念ですが、12/8のZoom忘年会でご挨拶をいただく予定です。

2020年11月30日

横田隆徳

同門会の皆さまへ

この度、大学院臨床医学教育開発学分野の主任教授として、12月より本学に赴任することになりました。当教室は初代の田中雄二郎教授のもと、本学の卒前・卒後教育の教学マネジメントを行う部門として設立されました。大学の使命の1つである教育に大きく関わる部門であり、その職責は重大と考えている次第です。
近年の医学教育では、教育に対する考え方が変容しているように一見みえますが、私自身が本学神経内科学教室で塚越廣教授、水澤英洋教授、横田隆徳教授より薫陶を授かりました教育観は現在でも変わるものではないと思っています。さらに、これからの医学教育・医療教育は大学だけで完結するものでなく、協力病院や協力施設・研究所とともに実施すべきものであり、教育は、臨床・研究と同様に皆様をつなぐ要のひとつと考えております。
今後も、学生教育・卒後教育・生涯教育等で同門会の皆さまにお世話になることと存じますので、ご指導の程どうぞよろしくお願いいたします。


京都府立医科大学大学院教授 総合医療・医学教育学 山脇正永